アマゾンで詳細を見る
| - カテゴリ/プラットフォーム/定価/発売日
- ゲーム/PlayStation2/7344円/2005-12-15
- 感想 98点
- namcoの人気シリーズ「テイルズオブ」シリーズの10周年記念作品である、この「テイルズオブジアビス」。namcoが発表した固有ジャンルは「生まれた意味を知るRPG」です。
本作の一番の目的は「存在価値」です。人は何のために生きるのか。何の目的があって生きるのか。これまで以上のスケールで送る「テイルズオブ」シリーズ最高傑作ともいえます。
簡単な世界観とあらすじですが。 「預言(スコア)」という人の未来を示すものに従い、人が生活している世界、「オールドラント」。その世界で敵対する大国、「マルクト帝国」と「キムラスカ王国」。そして中立の立場であり、預言(スコア)の管理、公表等をする「ローレライ教団」の3つが存在しています。 その中で、キムラスカ王国公爵家の子息であり、本作の主人公である「ルーク・フォン・ファブレ」。幼少時代にルークは敵国であるマルクトに誘拐され、その後、記憶障害となり過去のことが何も分からなくなった。そして、二度とルークに危機が起こらぬようにと、ルークは成人するまで軟禁されることになった。
何も面白いことがなく、つまらない毎日。唯一の楽しみが、剣の師である、「ヴァン・グランツ」との稽古だった。ある日、ヴァンが「行方不明となったローレライ教団の「導師イオン」を探しに出るため、しばらく来れない。」とルークに伝え、最後の稽古を始めたときだった。
「譜歌」がファブレ公爵家に響き渡った。守護兵たちは倒れ、ルークたちは体の自由が利かなくなった。そこに現れた一人の女性「ティア・グランツ」。いきなり現れたティアにルークは剣を向ける。ティアとルークの得物が交わったその時、光が二人を包み、二人はその場から消えてしまった・・・。
こんな感じですかね。ルークとティアの冒険が始まります。 本作での新しいシステムが「AD(アディショナル)スキル」と「C(キャパシティ)・コア」。それと「FS(フォンスロット)チャンバー」ですね。
「ADスキル」は戦闘を繰り返していくうちに、能力やレベルが一定に達すると覚える便利な機能です。例として、戦闘中、自由に走り回れる「フリーラン」や通常攻撃の回数を増やせる「コンボプラス」等ですね。
続いて「C・コア」。これは、ADスキルを覚えるための能力を上げるためのものです。
「FSチャンバー」は特技や譜術につけることで攻撃力や効果が上昇したり、アイテムを盗んだりと色々できます。
あとは、戦闘での「FOF(フィールドオブフォニムス)」です。属性がついた攻撃をすると、足元にサークルが出現します。そのサークルには属性がついており、色がついた状態の「有色FOF」の上で対応した特技や譜術を出すと、強力な「FOF技」になります。
このようにかなり多くの新システムが導入された「テイルズオブジアビス」。ゲームも楽しめますが、主題歌にも注目です。
主題歌はBUMP OF CHICKENの「カルマ」です。本作品のために、BUMP OF CHICKENのVo.藤原基央が書き下ろした一曲です。なので、世界観とも完璧に合った一曲になっていますし、作中で流れる曲の一部も藤原基央が書いております。元々、BUMP OF CHICKENとのコラボは「テイルズオブシンフォニア」の時点から考えられていたことでした。シンフォニアの作中での世界樹「ユグドラシル」BUMP OF CHICKEN 4thAlbum「ユグドラシル」の一致から、namcoスタッフは「BUMP OF CHICKENに曲を歌ってもらいたい」といった計画を考えていったとかで。そして、念願のコラボレーション。ちなみに今思うと「テイルズオブデスティニー」以来の男性ボーカルの曲なんですよね。以外や以外。
まぁ、そんなこんなで、これほどまでに手の込んだnamco最高傑作です!!本当に楽しめますので、プレイしてみてください!!(2007-12-18)
- リンク
- 他の人のレビューを探す
|