TOP
>
本
乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
アマゾンで詳細を見る
カテゴリ/定価/発売日
本/670円/2009-10-15
アクション
(残り0枚)
レビュー
ありません
レビューを投稿する
ネタバレあり感想
削除完了退会処理待ち
98 (2010-02-06)
有名な「エマ」という漫画を描いていた森薫さんの新作。
ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台にし、
貴族階級、身分社会の中に揺れる人間模様をえがいた
前回の作品とは大きく変わり、
今回の舞台は19世紀の中央アジア、カスピ海周辺の草原地帯。
そこで暮らす元遊牧民で現在は同じ場所で暮らす定住生活をしているエイホン一族。
その一族の末息子であり、将来家を継ぐ役目である12歳のカルルク。
そしてそのカルルクのもとへ8歳も年上のアミルという女性がお嫁に来るところから物語は始まる。
14歳前後で結婚し子孫繁栄のために働くことが普通とされたこの地域では20で嫁ぐのはかなり異例。「世継ぎを産めるのか?」「行き遅れなのでは…」などとささやかれる中、ある夜カルルクはしっかりとアミルの目を見つめながら静かに告げる。
「もっと若かったらとか、仕方なく結婚したとか思っていない」とアミルに告げるカルルク。仲睦まじい二人の幸せな生活はこれからもずっとつづくのだろうと思われた矢先、ふたりのもとに「アミルを返せ」と村に3人の男が乗り込んでくる!
最初に惹かれたのはヒロインである若奥さんのアミルのかわいさ!
にこにこふわふわしたいまどきの女の子のかわいさではなく、
口数は多くないけど相手(カルルク)のことを心から思っている
その様子が本当にほほえましくてたまらない!
そして民族衣装のこまやかさや生活の異なる民族の描き方が
本当にこまやかで豊かで何度も読み返してしまうくらい魅力的です。
2巻の発売が早くも待ち遠しい!
感想を投稿する
2016-12-01 15:05:06