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斬撃のREGINLEIV (レギンレイヴ) (特典無し)


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カテゴリ/プラットフォーム/定価/発売日
ゲーム/Nintendo Wii/6994円/2010-02-11
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缶12 98 (2011-02-13)
斬撃のREGINLEIVは北欧神話を元にしたアクションゲームである。
中でも特徴的なのは、実際にWiiリモコンを振ったり突いたりすることで攻撃を行う点だ。
これにより、ボタン操作とはまた違った直感的操作が可能となっている。
武器は剣、槍、槌、弓、杖などがある。魔法による攻撃もある。
また。任天堂では珍しいD指定のゲームであることもポイントである。

ストーリーは巨神という恐ろしい魔物が人間の住む世界であるミズガルドに攻め寄せてきた。
このままでは神々が住むアーズガルドの地も危うい。
しかし、この巨神族の侵攻は戦いの序章に過ぎず、主神のオーディンは
ここで戦力を使わずアーズガルドの守りに集中させるという。
だが、このゲームの主人公であるフレイとフレイヤは二人、人間たちを見捨てることはできず
助けに向かうのだった。
という感じでストーリーは始まる。

簡潔にいうと無双+モンスターハンター=斬撃のREGINLEIV
つまりとにかくでかい敵をバッサバッサ斬っていくゲーム。
部位破壊があるため、バッサバッサ感がより強調されている。
せっかくWiiを買ったのにあまりWiiリモコン使ってない使いたいという人には大変お勧めできるゲーム。
ただし、17歳以上推奨。

◆良い所◆
・爽快感が凄まじい←これも重要
・ボリュームたっぷり
・単純明快なシステム
・Wiiリモコンで好きなところに攻撃
・部位破壊+血の表現有りで演出面での爽快感がUP
・オンライン対応
・オンラインでのラグがほとんどない
・5つの難易度設定でライトゲーマーからヘビーゲーマーまで楽しめる
・どの登場人物も魅力に溢れ過ぎている
・武器のデザインがかっこいい
・戦闘中の味方の掛け声が熱いしうるさいが盛り上がる
・声優が豪華
・声優気合入りすぎ
・魅力的な武器が多い
・浪漫武器もあるよ
・BGM・SEがともに優秀
・演出が派手
・戦場は結構広い
・縛られるようなミッションなどはほぼ皆無。自由に戦える
・ムービーが多すぎず少なすぎず丁度良い
・ムービーのオンオフあるよ
・クラシックコントローラーでも操作可能
・D3パブリッシャーでは珍しい防御がある

◆賛否両論◆
・最初から高難易度には挑戦できない(オンラインは可)
・ストーリー分岐なし
・剣での攻撃範囲が20メートルとぶっ飛んでいる(神だから仕方がない)
・D3パブリッシャーでおなじみの処理落ち(一概に悪いとは言えない)
・オフラインとオンラインのデータが別
・オンラインでの発言が定型文で固定(ただしバリエーションは多いので安心)

◆悪い所◆
・操作性にやや難(だが慣れると気にならない)
・WiiモーションプラスかWiiリモコンプラスがないと一気に凡ゲーに
・味方がそんなに強くない(一部除く)
・Wiiリモコンが電池だとすぐ無くなります
・オーディンやトールなどとの共闘戦はありません
・二人プレイはなし(但しオンラインなら最大4人まで協力プレイが可能)
・自動セーブなし(毎回セーブするか聞かれる)
・チュートリアルが丁寧でない
・オンラインでの衣装変更等ない(同じ姿のフレイが4人ということに)

良い所では、やはりWiiリモコンによる操作である。
このゲームほどWiiリモコンでやったほうが楽しいといえるものは少ないだろう。
また、ボリュームがたっぷりなのも良い。
とりあえず最後までやろうとするなら2,3時間で終わるようなゲームではない。
そして何より、このゲームの最も良いところは爽快感が高いということだ。
このゲームでは部位破壊や血の表現があるためD指定となっているが
これがまた爽快感や戦略性を上げている。
例えば武器を持った手を切断すれば敵は武器を使えないし、足を切断すればその場にうずくまるといった具合に。
ただし、あくまで相手が魔物だからできる表現であり、人間による残虐な表現はない。
また、武器によってその爽快感も違う。

例えば、剣なら、すばやい斬撃で敵をバッサバッサと斬れる爽快感があると思えば
大剣だと、一撃で敵をなぎ払うという爽快感がある。
槍は巨大な敵でも首をピンポイントで狙い倒すという、FPSでヘッドショットを決めるような爽快感があり
槌はといえば、敵中に突っ込み強・絶攻撃を放つことで周囲の敵はぶっ飛びそして処理落ち。これが気持ち良いんです。
そして弓は遠くから一方的に攻撃ができることと、火炎弓や轟音ともに放たれる一撃必殺の弓が良い。
また、魔法を使うことのできる杖・王勿にもさまざまな種類があり
火の魔法なら広範囲を爆破できる。が、自爆には注意。氷の魔法ならそれこそアサルトライフルのごとく弾を放ち、雷なら兆弾で洞窟内でも即殲滅。風の魔法ならまるでレーザー砲のような強力な一発を放つことができ、光の魔法はまさしくレーザ光線。
そして、SEが優秀な点もこの爽快感を高める1つである。

戦闘中はとにかく周りの味方がうるさく盛り上げてくれているので、移動中でも楽しい。
そのぶんオンラインでは、そのNPCがいないので寂しいが、自分で定型文を発言することができるので
自主的にどんどん発言していって見知らぬ人と熱くなろう。

オンラインでは、NPCがいない代わりに実際のプレイヤー同士で協力してステージを進めることができるので
協力プレイが大好きな人には持ってこいだろう。
弓などで遠くから援護することが好きな人にもおすすめ。
なお、オンラインでは4人で戦うこととオフラインのストーリーモードを
一通り一応やっていることを想定しているので注意。
なので、オフラインに比べオンラインの敵は体力が多い。



では悪い所だが、まず購入者が初見で思うのは操作性の悪さ。
神速回避という、簡単にいうと素早くその場から前・横・後ろに移動することで
敵の攻撃を回避するというもの。移動手段としても使える。
この神速回避で前への神速が難しいのである。

ヌンチャクを前に振るとと説明書には書いてあるが、実際にそれをやると9割は後ろに神速する。
前に押し出すようにするのが良いが、慣れるまではなかなか苦労する。
が、慣れると神速を用いて敵の攻撃を回避しつつ敵中を突破したり、敵の回りぐるぐる回って翻弄したりと
これがまた戦闘の楽しさと爽快感があがる。

悪い所にはやはり処理落ち。
D3パブリッシャーのゲーム初めてやる人にはその処理落ちの頻度に驚くだろう。
そして、その処理落ちはプレイヤーの操作に支障をきたす。
時間が遅くなっているため、武器の連撃のタイミングや神速の移動が難しくなってしまうのだ。
が、槌や火炎魔法で大量の敵を一気に粉砕した時に起こる処理落ちはまさに爽快そのもの。
Wiiのスペック自体高いとはいえないので、処理落ちが大嫌いな人にはこのゲームはあまりお勧めできない。
しかし、やっていると案外慣れるので実際にやってみないとわからないという。

他には、オーディンやトールなどは戦闘には参加しないし、操作キャラになるわけでもないので
あくまでオーディンやトールなどの神の戦いを期待している人には残念。

オンラインでは、やはり人なので、マナーの悪い人が来ることもある。
ブラックリストという、その人が部屋に入ってこないようにする(追い出すことはできない)機能が
あるので、それを活用させてほしい。


長くなったが、まとめると「お手軽に無双できる体感ゲームでもあり
かつ高難易度で難しいステージをクリアするという達成感も味わえるまさに次世代のアクションゲームの先駆け」
みたいな感じか。
とりあえず、Wiiが本当にしたかったであろうアクションゲームの1つがこれであることは間違いない。
万民受けはしないと思うが、高校生、大人がはまるゲームとしての資格があるといえるだろう。
なによりこの面白さでまだ細かい所が完璧でない出来なのが恐ろしい。
次回作にも大いに期待できる作品だ。



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2017-08-14 20:30:16