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風の歌を聴け (講談社文庫)


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カテゴリ/発売日
本/2004-09-15
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ネタバレあり感想
ねじまき鳥 98 (2013-03-18)
世界的な人気作家、村上春樹のデビュー作です。この本で群像新人文芸賞を取って彼は文壇デビューしました。
物語は29歳の「僕」が21歳で大学生だった過去を回想する形で進められていきます。
「僕」と、「鼠」という渾名の僕の親友、僕が高校生の時から行っているジェイズバーの店主「ジェイ」、レコード店で働く女の子などが織りなす物語です。
閑話休題
この本に端を発し、村上春樹の作品の人気の理由には彼の都会的な洗練された文体があります。短文を積み重ねていく、情熱的でも無く冷めても無く、あえて言えばドライな文体が村上春樹の最大の特徴です。
そして「名言」も多いですね。いくつか紹介すると
「完璧な文章などと言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

「ねえ、人間は生まれつき不平等に作られている。」
―「誰の言葉?」
「ジョン・F・ケネディー」

などなど
面白いというか惹きつけられる小説です。



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2017-08-20 17:31:29